30 Essential Bands From The Golden Era Of Emo (defined by Naoki Ando)

先週見かけたこれ

30 Essential Songs From The Golden Era Of Emo

がカレッジロックに寄り過ぎてると思ったので、そうしたものを排除して作ってみた。

範疇どこまでか線引きが難しいが、わかるやつにはわかる線引き。マスパッケージされたものではなくてグラスルーツレベル。このサブジャンルが注目を浴びるようになったのはJAWBREAKERの功績だけども、源流から一段引き上げた新しい解釈による新定義であって本流ではないと思う。カレッジロックエモとそうでないのがある。非難する意図は全くないけどね。

もうひとつ。pop&泣きがemoってのがどうにも。バイオレントでなくても強靭な筋が必要でEmoの原点はそこにあると思う。好きなものだけで選べばこの30曲じゃない。極力私情を抜いて選んだ。

 

1.Rites Of Spring


Rites of Spring - Persistent Vision

どういう観点でemoを定義しようと外れない。

 

2. Still Life


Still Life - Truth

ど真ん中な存在。この奇跡の写真含め当時の象徴。

 

3.Reversal Of Man


Reversal Of Man - Get The Kid With The Sideburns

emoViolenceだけど、これもリアル。

 

4.Four Hundered Years


Four Hundered Years - Suture

演奏力、楽曲レベル、ガッツすべて神レベル。

 

 

5. Sleepytime Trio


Sleepytime Trio - Rock Candy

でかいレゴのパーツだけですげーもの作っちゃったみたいな、この発想は真似出来ない。やはり原型。

 

6. SCHEMA

http://www.lastfm.jp/music/Schema/Soomer+Than+You+Think/Penny+Dreadful

無名すぎ from 大英帝国。ユニオンで100円で売ってるはずだがお宝なので買うように。 Penny Dreadful1曲で殿堂入り。つのだ☆ひろ的な。

 

 7.FUGAZI


Fugazi - Public Witness Program

FUGAZIあげるのはずるい気もするが、挙げないのもまたそれはそれで変。当時のアティテュード作ったのは功績大。

 

 

 

8.I Hate Myself


I Hate Myself - This Isn't The Tenka.ichi-Budokai

海外のemo定義の中で入ってないとモグリ。ど定番のスタイル。か〜めぃはめぃああ〜!!

 

 9.HEROIN


Heroin - A Portion

Thursdayも影響を挙げる。DCを越えたギタースタイルと性急感のあるリズム。サンディエゴスタイルの原型。影響然れども模倣せず。

 

10.Frodus


frodus - 6/99

90年代後半に細分化していく中でもこれが本流なんだと思う。

 

 

 

11.Fuel


FUEL - Cue to you

年齢的なものもあってロールモデル的な立ち位置のバンド。DCの影響と地元の音楽が組合わさった名曲。R.I.P Mike Kirsch.

 

 12.NAVIO FORGE


Navio Forge - Haloed Eyes

Mikeさん続きます。だってすごすぎるんだもの。

 

13.Portraits of past


PORTRAITS OF PAST - Something less than intended

この間のトークショーでもNo1に挙げさせてもらったこのアルバム。Kularaの1stと同じで一枚通しての世界観が完成度高すぎて切り出しにくい。後にも先にもこんなアルバム出てこない気がする。

 

 

14.Shotmaker


Shotmaker - the game

度肝を抜かれたオリジナリティ。このガキガキしたリズムは升ロックと名付けたい。

 

15.Inkwell


inkwell - shine so bright

見よこの侘び寂び。今Asthenia以外でこの空気出てこないからこれ。

 

 

16.Honeywell


Honeywell - Undesirable

これも挙げないとモグリパターン。未だにすごい。

 

17.SAWPIT


SAWPIT - YouTube

日本のシーンの立役者の一つ。色々あったけど功績大。

 

18.Policy Of 3


policy of three - 9 Years Old

件のエントリでも入ってて安心した。Collectiveを通じたシーンの作り方とか大いに学ばせてもらったこれもロールモデル

 

19.Jasemine


Jasemine - Heritage 

フランス人バカだろこれ!と衝撃を受けた。色褪せぬ!

 

 

20.Current


CURRENT- Monument

このAメロの歌の載せ方、当時しかありえねぇ。この人だけか。

 

 

 21.PHLEG CAMP


Phleg Camp - Switch

ベイエリアの感触も漂わせつつカナダ。あの国には何かがある。空か山か空気か。箱庭みたいな大きさの場所に大きなものを詰め込む技術。

 

 

22.Serotonin


Serotonin - universal time constant

天才。Essentialかつスリリングすぎて誰も真似出来ない。

 

23.Giants Chair 


Giants Chair - Purity and Control

JawboxよりすげーのにJawboxのような人気を得られなかった感じは当時のそれっぽい。

 

24.Very Secretary


Very Secretary - This Lovesick

ex-Braid / pre-AmericanFootball カレッジロックにはならないこのアプローチ。ポストロック前夜の試行錯誤に生まれた珠玉のアルバム。

 

 

25.NEIL PERRY


NEIL PERRY - Theres a fine line between the thrift store and white trash

実はこのラストライブを見ておりまして。たかだか20歳くらいの子供がテクニカルすぎてかつビビった。emoかというと微妙な線だけどemotional hardcoreではある。90年代後半〜2000年のlevelplane周辺の潮流は素晴らしかった。

 

 26.1000 TRAVELS OF JAWAHARLAL


1000 Travels of Jawaharlal - The End Never Comes

 こんなバンドが北九州にいたことは誇るべきなのです。

 

27.Kulara


Kulara - Human Pattern

日本にKularaがいたのも誇れ。当時ぶっちぎりですごかった。tristezaと別の意味でemoで括るのが悩んだところ。POPと一緒でアルバム通して聞くことが必要。曲順もあのままで。

 

29.There is a Light That Never Goes Out


There is a Light That Never Goes Out - Parallel

当時からネモジュンはPOPな存在だった。

 

30.NATIVE NOD


Native Nod - High Tide in Alaska

言葉にできないんだけどこの感じ。JUSTIN君元気かなぁ。 

 

候補から最終的に外したもの


DRIVE LIKE JEHU - HANDS OVER FIST

すげー好きなんだけど、定義からすると隣村の人という印象。「じぇふー」じゃなくて「じーう」ね。

 

 


Leatherface - Springtime

大好きだけど違和感。メロディックハードコアとエモーショナルハードコアの違いってなんでしょうね。

 

Split Lip - For The Love Of A Wounded Woman


Split Lip - For The Love Of A Wounded Woman

これも同じ。すげー好きだけど。 

 

TRISTEZA Golden Hill


tristeza - golden hill

当時はMakoto recordingsから出てたんだよな。Emoで括りたいがちょっと違う。

 


John Henry West

最高だけどちょっと違うんさ。

 


ETHEL MESERVE - Calba's Last - YouTube

 


Owltian Mia - Grey - YouTube

PolyvinylとDeepElmはマスっぽすぎるんだな。いいレーベルだしいいバンドたくさん出してるんだけども

まぁみんなフジロック楽しそうだよね。